「頭痛持ちなので」「昔からなので」——そう言って、痛み止めを飲みながら日々をやり過ごしている方は少なくありません。頭が痛くなるたびに、仕方のないこととして、ひたすら耐えて症状が収まるのを待ってきた方も多いのではないでしょうか。
しかし、頭痛は決して「体質だから仕方ないもの」ではありません。今回から全5回にわたって、頭痛の正体と、その向き合い方についてお伝えしていきます。
頭痛には、いくつもの「顔」がある
一口に「頭痛」と言っても、その種類はさまざまです。日常的に多くの方が経験する頭痛の代表格が、次の3つです。
- 緊張型頭痛:頭全体が締め付けられるように痛む、最も多いタイプ
- 片頭痛:ズキンズキンと脈打つように痛み、光や音に敏感になることもあるタイプ
- 群発頭痛:目の奥がえぐられるような、限られた期間に集中して起こる激しい痛みのタイプ
これらは、明らかな原因となる病気がなく起こる「一次性頭痛」に分類されます。一方で、他の病気が引き金となって起こる「二次性頭痛」もあり、こちらは注意が必要です。それぞれ原因も対処法も異なります。「頭痛」とひとまとめにして市販薬でやり過ごしていると、本当に合った対処法にたどり着けないまま、痛みと付き合い続けることになりかねません。
「仕方ない」の裏側にあるもの
「昔からだから」「家族もそうだから」——頭痛を諦めてしまう理由の多くは、痛みそのものよりも、痛みへの向き合い方が定まっていないことにあります。
頭痛の多くは、種類を見極め、生活習慣やきっかけとなる要因を整理することで、痛みの頻度や強さを和らげられる可能性があります。「もう慣れたから」と諦めてしまう前に、一度立ち止まって考えてみていただきたいのです。
なかには、見逃してはいけない頭痛もあります
頭痛のほとんどは命に関わるものではありませんが、なかにはすぐに医療機関を受診すべき「危険な頭痛」も存在します。これまでに経験したことのない強い痛みや、急に始まった激しい頭痛などは、注意が必要なサインです。
この点については、連載の第4回で詳しくお伝えします。
当院にご相談ください
当院には脳神経内科の専門医が在籍しており、頭痛の種類の見極めから、生活の中でできる対処法のご提案まで、一人ひとりの状態に合わせてご相談いただけます。
「これくらい、みんな我慢していることだから」と思わず、まずは一度、私たちにお話を聞かせてください。次回からは、それぞれの頭痛タイプについて、詳しくご紹介していきます。




